リスニングのお話

shimです。
さて、リスニングの話がでましたが、ちょっと豆知識を。
今後は大学受験でもリスニング・スピーキングの分野が重要になるでしょう。
というと、当たり前の話じゃん!と思われるでしょうが、
実は結構重大な問題があるのです。


それは・・・。


実は「留学」に関係あるんですね!!


英語圏の大学に留学しようとすると、
TOEFLという試験を受けないといけません。
で、このTOEFLなんですが、昨年から形式が変りました。
コミュニケーションの4つの要素である
「読む・書く・聞く・話す」を同じ点数で評価するようになったのです。
各項目ごとに30点×4で合計120点満点。
海外の大学に留学しようと思うと、60点〜80点くらいの点数が必要になります。


以前は選択式の文法問題などがあって、
このあたりで受験英語に強い日本人は点を稼いでいました。
しかし、今回の改正の結果、
「話す・聞く」に特に弱い日本の受験生は
ほとんど点を取れなくなるだろうと予想されています。
そうなると日本から留学できる学生が減ってしまうわけです。
これは日本の大学にとって大きな痛手です。
世界の大学から切り離されてしまうわけですから。


少しでも話せる学生、聞きとれる学生が欲しい…。
上位の大学ほどそう考えるようになります。
そうなると音声面のテストは重要になりますよね。
今後は大学受験でもリスニング・スピーキングへの配点が
高くなっていくことでしょう。


受験の世界というのは閉じた狭い世界のようでいて
(実際そういう側面もおおいにあるのですが、)
実は世の中のいろいろな動きとつながっています。
そう考えるとちょっと面白いですよ。


少し脱線しました。
ではまたー。